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1943年2月5日

1943年2月5日

北海道の広い範囲で皆既日食

1936年の北海道皆既日食からわずか7年後に起こった1943年の皆既日食は、皆既帯が北海道の中央部を通っていました。このため北海道の広い範囲で皆既日食が見られました。

1943年2月5日の北海道皆既日食
北海道名寄市内で撮影された皆既日食の写真
撮影者:不明
写真提供:名寄市 松前司さん(なよろ市立天文台/旧木原天文台 経由)
撮影日:1943年2月5日
場所:北海道名寄市
二次利用不可

北海道の中でも日の出が早くて条件の良かった釧路では、日の出から11分後の6時46分に日食が始まりました。その後1時間5分ほどで太陽は月によって完全に覆い隠されて、2分間弱にわたって皆既日食が見られました。

下の絵のように釧路では、高度が11.5度という低い位置で皆既日食となりました。当時は戦時中だったにもかかわらず、東京天文台をはじめとして7つのチームが釧路、厚岸などに終結し、観測に成功したのだそうです。

 

西暦1943年2月5日 釧路から見た日食
日食一覧表
ベスト20 場所別 年代別 分布図