北海道網走市

網走で見られる皆既日食と金環日食の一覧表です。西暦1年から西暦3000年の間に網走では皆既日食だけでも15回起こります。金環日食も18回起こり、合計すると33回です。平均すると91年に一度の割合で起こることになります。札幌と同様に、他の地点と比べて異常といってもいいくらい、多い頻度で起こっています。特に19世紀に皆既2回と金環2回の合計4回、20世紀は皆既が3回も起こるなど、異常さが際立っています。北海道が「奇跡の島」と呼ばれた、その象徴といえるでしょう。

期間中に15回も起こりますが、2000年よりも以前に集中しています。2000年以降だけでみると、皆既日食は2回だけしか起こりません。

948年には皆既のまま日没となる日食が見られました。1963年は日の出直後に30秒間だけという短い皆既日食でしたが、日本本土で見られた直近の皆既日食として語り継がれています。今後網走では2361年まで見ることができません。

期間中に金環日食は18回も見られます。特に22世紀以降だけで10回起こり、大きな偏りがみられます。最近では1872年に見られました。次回は2118年に起こります。