部分日食
太陽の一部が欠ける日食
部分日食は月によって太陽の一部だけが隠される日食です。地球が月の半影の中へ入った際に地表から観測すると、太陽の上に月が重なります。そして、重なった部分が欠けて見える部分日食が見られます。
数年に一度見られる
月の半影の面積は地球全体の面積に比べると狭いものです。しかし本影の面積に比べると、ずいぶん広くなっています。このため皆既日食や金環日食は、観測地点を固定すると数百年に一度しか起こらないのに対し、部分日食は数年に一度の割合で見ることができます。
場所によって違う欠け方
太陽の欠け方は日食のたびに毎回異なります。また同じ日食であっても、観察する場所によって欠け方や進行状況が違ってきます。このため実際に観察する場合は、いつ始まっていつ終わるのか、どのくらい欠けるのかといった情報を、あらかじめ調べておく必要があります。