日食ツアーの選び方
観測場所を中心に
日食ツアーでは宿泊施設や食事、観光もさることながら、日食を快適に観測するために、次のような点に注意されると良いでしょう。天文関係の専門誌やインターネットを検索して、何社か比較・検討してみてください。
観測地
日食ツアーの選び方の基本は、まず観測地です。日食観測が成功するのか、それとも失敗に終わるのかは、どこで観測するかが大きなウェイトを占めます。
観測地のポイント |
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| 皆既継続時間は満足いくものか |
| 十分な観測時間が確保されているか |
| 晴天率は高いか |
| 観測地として見通しが良い広い敷地が確保されているか |
| 観測機材の持ち込みは可能か |
| 観測地はツアー客だけの限定か。落ち着いて観測や写真撮影ができるような状況か |
| 近くにトイレや休憩施設はあるか |
| 標高が高い所や水辺の近くは霧やモヤが出やすいことがある |
| 途上国の大都市の場合、大気汚染がないか |
| 建物の中(ガラス越し)や遊覧船から観測するような場合もあるので注意 |
旅行会社
意外と重要なのが旅行会社です。日食観察という特殊な目的を満足するために、主催旅行会社としてのツアー企画力が試されます。高額な料金を支払うのですから、信頼のおける旅行会社を選びたいものです。さらに、過去に何度も日食ツアーを組んだことのあるような、実績やノウハウのある会社なら安心です。
旅行会社のポイント |
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| 主催旅行社は過去に日食ツアーの実績があるか |
| 観測地が主催旅行社側で下見されているか |
行程
行程で一番のポイントは、スケジュールに余裕があることです。日食当日は意外なところで混雑が発生します。移動中に渋滞に巻き込まれたら、目的の観測地にたどり着けないかもしれません。そんなことにならないように、行程にも目を配りましょう。
行程のポイント |
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| 観測地へ移動する場合、スケジュール的に問題ないか |
| 行程の中で日食前日までに観測地の下見ができるか |
| 観光も兼ねる場合、行程の中に行きたい観光地が含まれているか |
宿泊施設
海外では宿泊施設も重要です。日本の宿泊施設のように、必ずしも安全と快適が両立するとは限りません。不安な要素がないか、できる限り事前に確認しておきましょう。
宿泊施設のポイント |
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| 宿泊先は納得のいくものか。場合によってはテント泊となるようなケースもある |
| 信頼できる宿泊施設か |
| 食事はどうか |
※格安の場合に手を抜かれがちなのが宿泊施設と食事 |