本影
太陽光が届かない影
月が太陽に照らされると、太陽に面していない側に月の影ができます。影には本影と半影の2種類があり、太陽からの光が全く到達しない暗い影は本影と呼ばれます。本影が地球へ到達して観測者がこの中に入ると、皆既日食が見られます。
擬本影
月と地球の距離が遠くて本影が地球へ到達しない場合、地上では金環日食になります。この場合は擬本影といって区別することもありますが、当サイトでは本影と記述しています。
本影の写真
下の写真はMTSAT-2(運輸多目的衛星2号・ひまわり7号)が2009年7月22日に起きた皆既日食を捉えた画像です。中国東部に月の本影があるのがわかります。