視界を確保できる場所

日食の観測場所を選ぶ際に最も大切なのは、太陽が見えることです。日食の開始から終了まで長くても3時間以内に終わりますが、この間に太陽はどんどんと移動していきます。例えば夕方に起こる日食で太陽高度が次第に低くなっていくケースでは、「初めは見えていたけど、肝心なところで山に隠れて見えなくなってしまった。」なんていうことになりかねません。また写真撮影をされる場合は、電線があると観賞用として耐えられない作品になってしまうかもしれません。

したがって、日食の最初から最後まで、太陽が見える方角に高い山や建物などの遮蔽物や障害物がない場所を選ぶようにしてください。また、日出帯食や日没帯食の場合は、地平線まで見渡せるような視界が開けた場所であることが条件に加わります。

木の陰		ビルの陰		見晴らしの良い場所		遮蔽物のない海岸
撮影者：つるちゃん
二次利用可