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皆既日食

皆既日食

日食の種類の一つ

皆既日食の説明図

皆既日食は皆既食とも言われ、月が太陽を完全に隠してしまう日食のことです。金環日食、部分日食と並んで日食の種類の一つです。太陽を取り巻く真珠色をしたコロナや、美しいダイヤモンドリング、炎のように見えるプロミネンスなど、皆既日食でしか見ることができない現象を観測することができます。

美しい現象

皆既日食は「この世のものとは思えない美しさ」「神秘的、幻想的な雰囲気」などと表現されますが、その美しさは言葉で言い表すことができない感動を与えてくれます。

珍しい天文現象

皆既日食は地球規模でみると毎年のように起こっていますが、観測地点を固定すると非常に珍しい現象です。西暦1年から西暦3000年までに起こる日食を使って簡易的に調べたところ、日本付近では三千年間に平均で6.3回起こっていました。つまり観測地点を固定すると、480年に一度しか見られないことになります。

皆既日食が起こる条件

皆既日食は地球と月の距離が近く、月の本影が地球へ到達した場合に起こります。皆既日食が起こる条件は、地球と太陽の距離が遠かったり地球と月の距離が近かったりすることにより、
 (太陽の見かけの大きさ) < (月の見かけの大きさ)  となることです。

日食の用語集