2312年4月8日
2012年金環日食の再来?
2012年金環日食からちょうど300年後となる2312年。東京、甲府、大阪、宮崎など、2012年以降で最初に見られる金環日食がこの金環日食という地点も少なくありません。この日食では金環帯が九州南端から日本列島南岸を沿うように、東北東へ走っています。2012年金環日食の再来を思わせますが、サロス番号が異なっていて別系統の日食です。
二つの日食をじっくり比べてみると違っている点もあります。2312年の方は中心線がほとんど海上を通っており、金環帯の幅が少し広い目です。本影が進む方向も北東というよりは東寄りです。また2312年の方は、日の出からすぐ後に起こる点も少し違っています。
この日食による金環継続時間は、中心線に近い鹿児島の場合で5分台後半です。また国外の最長地点では7分ちょうどとなっています。