金環日食 2012年5月21日
2012年5月21日は日本列島の一部地域で金環日食が見られます。この日食で特筆すべきことは、太平洋側を中心に、東京、大阪、名古屋といった大都会の中心部で見られることです。日本総人口の3分の2にあたる、8300万人の生活圏で金環日食が見られるとさえ言われています。見ることのできる人口で考えると、これはもう、日本史上最大の金環日食といってもよいでしょう。それだけに大いに期待が高まります。
25年前に沖縄で見られた金環日食 |
撮影者:橋元正彦さん |
撮影日:1987年9月23日 |
場所:沖縄県国頭郡恩納村 万座毛 |
二次利用不可 |
この金環日食は、1987年9月23日に沖縄で見られて以来、日本国内では25年ぶりの現象です。さらに本州で見られたものとしては、1883年10月31日に北関東から東北南部で見られて以来、129年ぶりです。さらに、これほど広範囲で見られた金環日食となると、西暦1080年以来、実に932年ぶりの出来事です。
東京の場合を例にしましょう。下の画像のように、7時半過ぎから5分間にわたって丸い太陽リングを観察できそうです。東京は日食の中心線から非常に近いため、ほぼ真円の太陽リングが見られます。また、全国的に金環日食にならない地域でも、普段はなかなか見ることができないくらいに太陽が大きく欠ける部分日食を観察できます。いずれにしても貴重なこの機会を絶対見逃さないようにしましょう。
2012年金環日食の各ページでは、「どこで金環日食が見られるのか」、「いつどのくらい欠けるのか」、「金環日食の撮影方法は?」 など、全国の市町村レベルで日食を満喫するための情報を掲載しています。あわせて下のおすすめリンク集もぜひご覧ください。
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