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タイムスケジュールの重要性

日食は長くても3時間以内に終わります。長いようで意外と短いもので、あれこれやろうと思っていても、実際にできることは案外少ないものです。特に皆既日食や金環日食では多くの場合、ほんの2、3分間しか継続しません。しっかり計画を立てておかないと、結局何もできずに終わってしまうことになりかねません。

そんな中、しっかりと結果を残すためには、やはり綿密な準備が必要です。具体的にいうと、当日のタイムスケジュールを作っておくのです。

簡単な例

例をあげましょう。何時何分に食分50%となる。ここで写真を1枚撮影。これだけでも立派なタイムスケジュールです。合間に木漏れ日を観察したいのであれば、これもタイムスケジュールに入れておきます。

この計画は具体的であればあるほど失敗が少なくなります。例えば「写真を1枚撮影」といっても、望遠で撮るのか広角で撮るのか。絞りと露出時間の数値はいくらにするか。風景を含めて撮るのか。などなど、前もって決めておくことは結構あります。

欲張らないこと

タイムスケジュールを作成するうえで重要なのは、欲張らないことです。特に皆既日食や金環日食では、皆既や金環となる前後数分間にやりたいことが集中します。ベテランの方ならまだしも、初めて日食を見る人があれこれ欲張ると、作業が追いつかずに不本意な結果に終わってしまいます。

余裕のないスケジュールは命取り。何を見たいのか、何をしたいのかをハッキリさせ、ポイントを絞って優先順位をつけるのが良いでしょう。

当日の漏れをなくすには

いくら綿密にタイムスケジュールを作成しても、当日思い通りにいかないことも多いでしょう。仮に10時に木もれ日を写真撮影する予定だったとしましょう。しかし、10時に雲が出ていては撮影することができません。この場合は後に晴れたタイミングで、時間をずらして撮影するしかありません。

しかし人間がすることです。他に気をとられたりして、忘れてしまうこともあるでしょう。これを防ぐために、終了したものはタイムスケジュールにチェックを入れていくとよいでしょう。こうすることによって、後からチェックのついていないものを確認すれば、抜けを防ぐことができます。

観察準備