2070年4月11日
日本の南海上で皆既日食
この日食では皆既帯が、先島諸島や沖縄本島のすぐ南から八丈島の南、伊豆諸島近海を東北東へ通っています。残念なことに先島諸島や南西諸島では、宮古島や沖縄本島をかすめるように、月の本影が海上を通っていきます。その後も点在する離島の間をすり抜けるように本影が通過し、日本の陸地からこの皆既日食を観測することはできません。
下のように宮古島では、皆既まであとわずかのところで部分日食止まりです。那覇でも同様に食分が0.99を超えたところで終わってしまい、ギリギリ皆既日食にはなりません。
皆既帯から離れた日本列島でも太平洋側の地域を中心に、お昼時をはさんで食分が0.8を超えるような大きな部分日食が見られることでしょう。