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食分

食分

食分の計算

食分の計算方法

太陽の視直径を1とした場合、日食時に太陽がどれだけ月によって隠されたかを小数点を含めた数字で表したものが食分です。食分は次の式によって計算されます。

食分=(s+m−d)/2s

※太陽の直径:s 月の直径:m 太陽と月の距離:d

食分の意味

食分0は太陽と月が外接した状態です。これは第1接触または第4接触で起こり、いわゆる日食の始まりや日食の終わりのことです。食分0.5は太陽視直径の半分が欠けた部分日食です。

食分1以上は皆既日食です。金環日食の場合は食分が1未満ですから、食分だけでは大きな部分日食なのか金環日食なのか、判断することはできません。

視直径比とすることも

NASAなど海外のサイトでは、皆既中や金環中の食分に限り、食分を月と太陽の視直径比としていることがあります。この場合は皆既中や金環中の食分値は変化せずに一定値となります。先に出てきた式では月と太陽の近寄り方が食分に反映されますが、視直径比とした場合は反映されませんので注意が必要です。

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