食分0.7
景色の色褪せとプルキニェ現象
食分が0.7を超えてくると周りは少し暗くなってきて、景色が色褪せてきます。その反面、妙に空だけが青く感じられることがあります。これはプルキニェ現象と呼ばれています。人間の目は、明るい場所では赤が鮮やかに見えて青は黒ずんで見えますが、暗い場所では逆に赤が黒ずんで青が鮮やかに見えるのです。食分が0.7を超えるような深い日食では、プルキニェ現象がみられるかを確認してほしいと思います。
動物にも変化
食分が0.7を超えたあたりから、さえずっていた鳥たちが寝所へ帰って行くなど、動物に変化がみられ始めると言われています。もし大きな日食を体験することがあれば、そのときは周囲の様子にも注意を払ってみましょう。