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2035年9月2日

2035年9月2日

北陸から関東で皆既日食

2035年9月2日は日本で皆既日食が起こります。日本国内で見られる皆既日食としては、今世紀最大と騒がれた2009年7月22日の日食から26年ぶりです。また日本列島で見られるものとしては、1963年7月21日に北海道で見られて以来72年ぶり。さらに本州では1887年8月19日以来、実に148年ぶりの皆既日食です。

 

皆既帯の幅が最も広くなるのは日本のはるか東南東の海上で、その幅は116.3Km。皆既継続時間は2分54秒しかありません。日本では能登半島から長野、前橋、宇都宮、水戸といった都市を細い皆既帯が通ります。皆既帯が通らない他の地域でも、日本各地で食分が0.8を超えるような、極めて大きな部分日食を楽しむことができるでしょう。

 

下は長野の例ですが、日食は午前中から昼前にかけて起こります。皆既となる10時4分頃には、太陽高度が53度もあって好条件です。皆既中は黒い太陽の左下に明るい金星も見えて、美しさを助長してくれそうです。長野での皆既継続時間は2分12秒ですから、それほど長いわけではありません。しかし何といっても、日本列島で皆既日食を見られるのですから、ぜいたくは言ってられませんね。

 

日本の中央を通る皆既帯
西暦2035年9月2日 日食の皆既帯

 

長野から見た日食
長野から見た日食

 

太陽が見える位置
太陽が見える位置

 

日本各地の欠け方
日本各地の欠け方
日食一覧表
ベスト20 場所別 年代別 分布図