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皆既帯

皆既帯

皆既日食は帯状の地域で見られる

皆既日食が起こる場合、月の本影が通る道筋を連続してつなぎ合わせると、細い帯状になります。この帯状のエリアに入ると皆既日食が見られ、皆既帯または皆既食帯、皆既日食帯などとよんでいます。皆既帯は地図上に示されます。これを見れば、どの地点で皆既日食を見ることができるか一目でわかります。

 

下の例では本影の中心が通る道筋が赤い線で描かれています。この線上では太陽と月の視位置が完全に重なるタイミングがあります。この時、食分は最大になります。

 

日本付近の緯度の場合、大ざっぱに言うと、太陽と月の視直径差が大きいほど皆既帯の幅は広くなります。逆に言うと皆既帯の幅が広いほど食分は大きくなり、幅が狭いほど食分は小さくなります。一概に言えない面もありますが、ある程度は参考になります。

 

2009年皆既日食での皆既帯
皆既帯の例
提供:NASA、Google
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