彩層
彩層とは
皆既日食で見られる彩層 |
撮影者:西崎慎一郎さん |
撮影日:2006年3月29日 |
場所:エジプト サルーム |
二次利用不可 |
彩層は太陽光球の外側にあり、かつコロナの内側にある薄いガスの層です。地球でいえば大気に相当します。これは水素が発するHα線という光で輝いています。太陽の半径が70万Kmもあることを考えると、厚さが数千Kmしかない彩層は非常に薄いといえます。
彩層を観察
皆既日食の時、皆既となった直後や皆既が終わる直前に、黒い太陽の縁にごく薄く赤色またはピンク色に輝く層を観測することができます。
層の厚さが非常に薄いため、皆既中も月の裏側に隠れている時間が長く、皆既の開始直後と終了直前のごくわずかな時間しか観測することができません。第3接触前に観測する場合は光球を直視しないよう、細心の注意が必要です。