日の出と日の入り時刻
日出帯食と日没帯食の場合
日の入り |
撮影者:つるちゃん |
撮影日:2009年3月20日 |
場所:兵庫県 |
二次利用可 |
通常の日食では日の出時刻や日の入り時刻をそれほど意識する必要はありません。しかし、日出帯食や日没帯食の場合では重要になります。なぜなら太陽が昇る時刻や沈む時刻が、日食の開始時刻や終了時刻となるからです。調べる場合は日の出や日の入り時刻における食分もいっしょに調べておきましょう。
なお、通常発表される日の出時刻や日の入り時刻は、太陽の最も上の部分が地平線に接する時刻です。したがって、これらの時刻には太陽は地平線下にあることになり、実際には日食を見ることはできません。
つるちゃんの天体出没時刻表
撮影者:つるちゃん |
二次利用可 |
日の出や日の入り時刻を調べる際に、適当な資料がない場合もあるでしょう。そんなときは、当サイトの作者が作成したフリーソフト「つるちゃんの天体出没時刻表」を使われるとよいでしょう。太陽の出没時刻計算精度は時刻換算で1秒以内と高精度です。
※次の説明にもありますが、出没時刻の表示は分単位です。
姉妹サイト「つるちゃんのプラネタリウム」のページを開きます。 |
日の出時刻や日の入り時刻は分単位
ここからは余談になります。日の出時刻や日の入り時刻が秒単位で発表されるのを見たことがないと思いませんか。新聞などに掲載される「こよみ」もそうですし、初日の出の時刻も分単位でしか発表されません。
日出帯食や日没帯食となる日食の場合は、秒単位の情報がほしいと思われるかもしれません。でも実は分単位でしか発表されないのには理由があります。それは、気温の違いや大気の密度やゆらぎ具合などによって、時刻はズレてきます。秒まで発表してもあまり意味がないため、分単位でしか発表されないのです。