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三脚と架台

三脚と架台

三脚
三脚の写真
撮影者:つるちゃん
二次利用可

三脚はカメラを固定するためのものです。安定した撮影を続けるためには三脚が必要です。

三脚が必要な場合

部分日食中は太陽が明るいので早いスピードでシャッターが切れますから、三脚は必要ないと思われるかもしれません。しかし、望遠レンズで拡大撮影する場合は手ブレを起こしやすくなります。また、皆既日食を撮影する場合は露出時間が長くなって手ブレが発生します。それに日食時間中に何度も構図決めをする作業は非常に疲れます。落ち着いて確実に撮影を続けるためには、三脚があった方が良いでしょう。

架台について

架台部分を拡大
架台部分の拡大写真
撮影者:つるちゃん
二次利用可

架台はカメラを乗せる部分のことで、カメラの向きを上下左右に動かす役割を担います。この部分が貧弱だと、ちょっとした衝撃でカメラの向きが変わってしまい、好ましくありません。またスムーズに回転しなかったり、しっかり固定できないと、構図決めの際に苦労します。

 

望遠撮影を行う場合は、少しずつ向きを変えることのできる微動雲台があると便利です。それというのも、地球の自転によって時間の経過とともに、太陽の位置がドンドン動いていくからです。このため、カメラの向きを少しずつ変えて、太陽を追尾する必要があるのです。

 

さらに、太陽を追尾するのに便利な、赤道儀と呼ばれる架台もあります。これについては別ページで紹介していますので、左のリンクから参照してください。

三脚の選び方

三脚は架台部も含め、作りがしっかりしていて、どっしりと安定感があるものを選びましょう。カメラのボディと望遠レンズを合わせた重量が2Kgを超えることも珍しくありません。この重さを三脚と架台で支えなければなりませんから、ある程度の強度がないと耐えられません。

 

また、太陽が高い位置にある時にカメラを上の方へ向けると、全体的にバランスが悪くなります。強い風でも吹けば転倒の恐れすらでてきます。こうなってくると、カメラを固定するという当初の目的が達せられなくなります。必要以上に頑丈である必要はありませんが、ひ弱な三脚は避けた方が賢明です。

三脚を購入

画像をクリックすることにより、三脚を購入することができます。(YAHOO!ショッピングを開きます。)

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